すぐ飽きそうな玩具はダンボールで工作★ポイントは特性を知ること!

近頃の子供向けの玩具の多彩なこと、流行り・廃りの早いこと、そして、なかなか立派なお値段なこと……。

たまーに、トイ●らスなんかで、息子(4歳)に玩具を買ってあげても、数週間?数日?で飽きられてしまって、家の中に転がっていることもしばしば。子供の玩具なんて、「そういうもの」と割り切らなくてはいけないのかもしれません。

そこで。
そんな裕福ではない我が家では、息子は欲しがるものの、ボクの判断で「何回か遊んでみて……終了かもしれない」というものについては、可能な限り、自宅で工作をしてみています。

素材はダンボール。

通信販売での買い物が多い我が家では、大小さまざま、良質な(?)ダンボールが常にたくさん貯蔵されています。材料は実質0円。子供が飽きたら、躊躇わずに捨てられる、コスパ最高の玩具です!

この記事の目次です

ダンボール作品例

ロボット変身スーツ

年頃の息子は、戦隊モノや、仮面ラ●ダーに夢中。

ヒーローが装備している武器やベルト、全身を覆うスーツなど、「なりきり」の玩具も豊富ですよね。子供たちがヒーローに憧れる気持ちは理解できます。ボクも通ってきた道。

ただ……なかなか値の張るそれらの変身グッズも、往々にして短命です。

なので、作ってみました。オーダーメイドです(笑)。

××戦隊など、何かをそのまま作ろうとしても無理がありますので、完全にオリジナル。子供に納得させるには、制作工程の一部に、関わらせるのです。ボクは息子に、一部の着色や折り紙での装飾を「任せるね」と振り与えました。

ろぼっとすーつ

完成品がこれ。

息子自身も制作工程に関わった分、愛着を持ち、喜んで身にまとい、早速ボクに決闘を挑んできました。

制作時間は2時間程度、でしょうか。

うしろにひも

着脱しやすいように、背中部分までダンボールで覆ってしまうことなく、「アジャスト機能」として、ヒモを通しています。

やがて……やはり、2週間後には決闘は終了しています。

少々動きにくかったらしいのも、2週間限定の一因だったかもしれません。

ト●カ用レースコース

大抵の男の子は乗り物に興味を持ちますよね。息子も例にもれず、ト●カがお気に入り。一生懸命に車種・車名を覚えながら、自宅の床を「ビューン」と走らせていました。

だんぼーるでとみかこーす

「男子の気持ち」を理解する親心としては、ミニカーはコースを走らせて遊ぶのも楽しい……ので、作ってあげてみました。

玩具屋さんで売られている既製品よりも魅力で勝るためには、とにかく、大きいものを作ってやろう!と頑張りました。5台の同時発車が可能なスペシャルコース。

息子はかなりハマって遊んでくれましたね。

結末は……「子供が飽きる」というより、遊び過ぎて、ダンボールの強度が弱まり、ミニカーがゴールまで走り切らなくなってしまい……次第に役目を終えていきました。

「それなりに」作るポイント

ダンボールは扱いやすい素材ですが、一方で「限界」もあります。

ダンボールの特性をよく知ったうえで、事前に完成形のイメージを立て、採寸などの準備をしてから着手するのが、「それなり」に作る基本のポイントです。

再現性を考慮する。

ダンボールは元来、少々厚みのある「面」ですから、完成品もおおよそ“カクカクした形”になることを事前に把握しておきます。曲線を作ることもできますが、どうしてもその部分は強度が弱くなりがちです。

そんなダンボールで頑丈な玩具を作るためには、面と面を、水平か直角に組み合わせた完成形をまずイメージしましょう。

簡単で良いので、事前にラフスケッチをしてから着手するのが良いかもしれません。結果的に工作時間も短縮できます。適当に、ダンボールを切り始めて……では、上手くいきません。

ボクの場合は、まずは玩具屋さんなどで、作ろうと思っているものに近い製品を眺めながら、頭の中に「構造(構図)」をインプット。それから、「面と面を組み合わせて作るには、どうすれば?」を考えていきます。

強度アップは二重でOK。

例えば子供が乗る玩具(ソリだったり、椅子だったり)や、ボクが作った変身スーツの補強したい部分(肩など)は、ダンボールの強度を一層強くしておきたいですね。

だんぼーるを2じゅうできょうどあっぷ

強くしたい部分は、ダンボールを二重にすれば十分。2枚重なったダンボールはなかなか固く、子供の体重やパンチにも、そこそこ耐えてくれるはずです。

「切る」はカッター+定規で。

カッターがベスト。まっすぐ切るためには定規を当てて。カッター板を下に敷くことを忘れずに。カッター板を敷かないボクは(妻には内緒ですが)しょっちゅう、工作中にダンボールと同時に、床や畳ごと切り込みを入れてしまいます(汗)。

「貼る」はガムテープor木工用ボンド。

面同士ならガムテープ。ガムテープであれば、布テープでもクラフトテープでも、どちらでも大丈夫だと思います。ボクは値段の安いクラフトテープを愛用。セロハンテープや両面テープでは貼り付きが弱いかもしれません。

ダンボールを直角に固定する(厚み部分を面に接着する)場合は、木工用のボンドが役立ちます。ボンドを塗ったうえで、ガムテープでも固定すれば、意外なほどしっかり接着されますよ。

もっこうようぼんど

接着剤も、紙用のノリや、●ロン●ルファなど、いろいろ試しましたが、「ダンボールの直角固定」は木工用ボンド! ……これに行き着きました。

まとめ

我が家のダンボール玩具は、もちろん家計の問題もあります(涙)が、たまたまボクが幼い頃から図工が好き(≠得意)だったことからの発想です。

息子用の玩具を作れば作るほど、親のボクの方が「今度はコレ作ってみよう」と思索を巡らせるようになっているのも実際のところ。

近々、ダンボールでは実現しにくい「曲線」を採り入れた工作に挑戦する予定で……今は牛乳パックを集めている今日この頃。

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