オレンジザリガニの飼育に初挑戦!飼い方のコツや注意点をまとめました。

小学2年生の息子にねだられ、ザリガニを飼うことになりました。最初は抵抗があったのですが、ネットで見ていると「オレンジザリガニ」というかわいらしいザリガニを発見!

「これなら飼ってもいいよ」とは言ったものの、私はザリガニを触ったこともないド素人です。

さて、何から準備すればいいのやら??早速、必要な物や飼育の注意点などを調べてみました。

この記事の目次です

オレンジザリガニとは?

今回初めて知ったのですが、ザリガニって色々な種類があるそうです。種類によっては水温管理が難しかったり、1匹なのに子供が増えたりするものもいるとか。

誰もが一度は見たことがある種類がアメリカザリガニで、もともと丈夫なので飼育が一番簡単です。

このアメリカザリガニの改良品種で誕生したのがオレンジザリガニ、白ザリガニ、青ザリガニ。飼育方法はアメリカザリガニと同じでいいそうです。

今回は、見た目のかわいさと飼育の簡単さで、オレンジザリガニを1匹飼う事に決めました!

ですが、自宅近くでオレンジザリガニを売っているお店が見つからず…少々不安はありましたがネットで購入することにしました。生き物をネットで買うのは初めての経験です(笑)

おれんじざりがに

子供の頃は少し色が薄いのですが、大きくなるとはっきりと発色してくるとか。また、固定化されているので、オレンジの子はオレンジに、青の子は青に育つそうです。

ザリガニの飼育に必要な物

まずは、最低限必要な物を揃えなければいけませんね。

水槽やプラケース

ザリガニは共食いをするので、基本的には単独で飼育します。複数匹を飼育する場合は30cmの水槽で1~2匹、60cmの水槽で2~3匹までがいいそうです。

ケース

また、脱走の名人なのでしっかりフタを閉められる容器を選びましょう。かといって密閉してしまうと酸欠になりますので、空気が入るようにしておきます。

>>ザリガニのプラケースを詳しく見る

ザリガニは短い触覚の根元に砂を入れて体のバランス感覚を調整しています。

脱皮すると砂がこぼれるので、自分のハサミで頭に砂をかけて補充するんですって。なので、水槽には細かい砂を3cmぐらい敷いてあげます。

すな

>>ザリガニの砂を詳しく見る

隠れ家

水槽にはザリガニの隠れ家になるものを入れます。今回は、素焼きの植木鉢が半分に切られている、専用の隠れ家を選びました。

かくれが

複数匹を飼育する場合は、入れる匹数より多く隠れ家を入れてあげなければいけません。隠れ家がないと共食いを誘発してしまうこともあるので注意しましょう!

>>ザリガニの隠れ家を詳しく見る

水道水には消毒のため塩素が入っていて、ザリガニにはNGです。水道水を一晩汲み置くか、専用のカルキ抜きで塩素を中和した水を使用します。

すいしつちゅうわ

色々あるようですが、これにしました。10Lに対して2ml使用すると書いてあります。

ほんの数滴でいいんですね。また、カルキ抜きだけでなく、白い濁りを除去したり粘膜の保護にもいいそうです。

>>ザリガニの水質中和剤を詳しく見る

エサ

ザリガニは雑食性で煮干や野菜なども食べますが、水を汚したり栄養が偏ったりするので専用のエサの方が良いそうです。

えさ

エサはこれに決めました。

>>ザリガニのエサを詳しく見る

ザリガニ飼育セット

なんと、ザリガニ飼育セットを発見しました!ここまで一生懸命調べたのに、こんな便利なものがあったとは!

ざりがにしいくせっと

セット内容を見てみると…

①オレンジザリガニ
②ミニケース 青
③大磯砂 150g
④深山石 ミニ1個
⑤テラコッタシェルター(中)

オレンジザリガニまでセットになっているんですね(笑)

他に用意するものは?

絶対用意しなければならないというわけではありませんが、場合によっては必要な物もあります。

ろ過器やエアポンプ

水深を深くする場合は観賞魚用のろ過器やエアポンプを使用して、水中に酸素が行き渡るようにしなければなりません。

水深を浅くする場合は、ろ過器やエアポンプは不要ですが、水中の酸素が足りずにザリガニがおぼれてしまうことがあります。

水深を5~6cmにするか、流木や石などの足場を作ってあげるといいそうです。

水草

水草は、ザリガニにとって立体的な足場や隠れる場所となるだけでなく「おやつ」にもなるので、あった方がいいようです。

ただし、輸入物の水草は農薬などが付着していることも。ザリガニに影響を与える場合があるので無農薬の水草を使用しなければなりません。

とりあえず、我が家は水草なしで飼ってみようと思います。

飼育するときの注意点

さて、準備が整ったら次はお世話の方法を調べてみましょう。何に気を付ければいいのでしょうか?

置き場所

水槽を置く場所の条件は

・水平で安定した場所
・直射日光が当たらない場所
・エアコンの風が直接当たらない場所
・電化製品の近くには置かない

だそうです。

エサの与え方

エサは1日1~2回、食べ残しが出ないよう少量ずつ与えます。食べ残したエサは水質を悪化させるので取り除いた方が良いそうです。

多分、我が家の場合はそのままにしてしまいそうですが…。また、複数匹飼う場合は、エサが足りないと共食いの原因になるので要注意です!

水の交換

ろ過装置のついている水槽なら週1回、ついていない水槽なら週に2~3回の水交換が目安です。

急激に水温が変わるとザリガニにダメージを与えてしまうので、同じぐらいの水温の水を入れてあげましょう。

この点については、曜日を決めて息子に水交換の使命を与えることにします!

脱皮について

ザリガニは小さくなったカラを脱ぐことを繰り返して大きくなります。なんと、ハサミや足が取れても脱皮すると再生できるそうです!

小さいうちは1年に何度も脱皮を行い、大人になると1年に約2回脱皮を行います。食欲がなくなって、カラの色が変化したら脱皮の兆しで、尾と甲羅の継ぎ目にすき間ができたらもうすぐ脱皮の合図です。

脱皮直後はカラが柔らかく共食いしやすいので、カラが固くなるまでは単独飼育してあげなければなりません。カラが固くなるまでには、最低でも3~4日はかかるそうです。

また、脱皮したカラは大切なカルシウム源です。ザリガニ自身が食べるので、そのまま入れておいてあげましょう。

我が家の「ざりお」くんをご紹介!

下調べは十分(?)なはずなので、早速オレンジザリガニの飼育スタートです。オスなので「ざりお」と命名しました!

ざりおです

ダイニングのゴミ箱の上にいいスペースがあったので、そこに配置することにしました。ここなら、置く場所の条件はすべてクリアしています。

小さいのですが、赤枠の中がざりおです(笑)

今のざりおのサイズは約5cmです。大人になると10~12cmになるそうなので、まだまだ成長を楽しめそうです。今はオレンジ色というより赤色な気がしますが、脱皮すると鮮やかなオレンジになるとか。脱皮の瞬間を見てみたいですね!

でも、ざりおはほとんど隠れ家から出てきません。本当はいけないと知りつつも、つい隠れ家を持ち上げてしまう私。

ざりおくん

慌てて隠れ家に戻ろうとしている姿が愛らしいですね。ですが、これ以上ストレスを与えてはいけないのでもう止めにします。

息子が発見したのですが、ざりおは隠れ家の中で穴を掘るのが好きなようです。穴と植木鉢の隙間から見える姿がまた可愛らしいんですよ。

息子は、学校に行く前に「ざりお、行ってくるね。ちゃんとお留守番しててね!」、学校から帰ると「ざりお、ただいま!おりこうにしてた?」と、弟分が出来て嬉しそうです。さて、何日続くでしょうか(笑)

今のところ、毎朝のエサやりと、週に2回の水交換の任務は無事に果たしてくれています。

まとめ

家族が増えて、また新たな楽しみが増えました。何より、息子の笑顔がうれしいですね。私はまだざりおに触る勇気はありませんが、大切に育てていきたいと思います!

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