「土鍋で炊いたご飯はきっとおいしいはず。でも面倒じゃない?火加減は?お手入れは?」と思う方、たくさんいますよね。
ですが、「炊飯用土鍋」を使えば悩み解消!お手軽に美味しいご飯が食べられるんです。
そこで、2年前から炊飯用土鍋でしかご飯を炊いていない私がその魅力をご紹介!最近人気の炊飯用土鍋もリサーチしてみました。
この記事の目次です
愛用の炊飯用土鍋
今使っているのは「萬古焼大黒ご飯鍋3合炊き」というものです。購入した時は税込4,000円ぐらいでした。
サイズは高さ約16cm、幅約23cm、重さ約2.4kgです。
萬古焼(ばんこやき、万古焼)は、三重県四日市市の代表的な地場産業で、伝統工芸品にも指定されているそうです。
なんと、この萬古焼は土鍋の国内シェア7割以上も占めているんですって。そんなにメジャーな物とは知らずに購入したわけですが、一度使ったらその手軽さと美味しさで手放せなくなりました。
美味しいごはんを炊こう!
炊飯用土鍋でご飯を炊く手順とコツをご説明します。
お米を研いで吸水する
お米を研いだら、土鍋に入れて吸水すること30分。水の量は、普通の炊飯器同様に内側に目盛りがあるのでその線に合わせればいいだけです。今回は2合のお米を炊いてみましょう。
この準備段階で1つポイントが!普通の土鍋と違って、蓋が2枚あります。
中の蓋には穴が2つ、外の蓋には穴が1つあるので、2枚の蓋の穴が重ならないように垂直に置くのがポイント。
こうすることで、土鍋の中の圧力を最適にできるそうです。ちなみに、写真は小学2年生の息子の手なのですが、全体的にそれほど大きくないことが分かると思います。
お米を炊く
炊飯用の土鍋は、途中で火加減の調整がいらない構造になっているので、自然に「始めチョロチョロ中パッパ」が実現できます。最初に火を着けた時のままで大丈夫なので、ガスコンロのメモリの位置さえ分かってしまえば簡単です。
我が家の場合の目盛りはココです。
説明書には、加熱時間は9分~15分と書かれています。お米の量や室温によっても多少変わるので、時間の幅ができてしまうんです。
もしくは、勢いよく湯気が出始めてから1分のタイミングで火を止めると良いそうです。実際に、まず鍋の中からボコボコと音が聞こえ始めて、少しすると勢いよく湯気が出始めます。
赤枠の部分が、湯気が勢いよく出始めたところです。今回はこの時点でちょうど9分でした。ここから1分待ちます。
ただ、このタイミングで傍にいないといけないという事が最大の弱点かもしれません。
私の場合、炊飯中は他のおかずを作っているので、湯気に気づくことができるのですが、少し手前の8分ぐらいでタイマーをかけておいてもいいですね。
ご飯を蒸らす
火を止めたら10~15分ほど蒸らせば出来上がり!食事の時には、そのままテーブルに置いています。
大きさ的にも場所を取らず、手軽におかわりができて便利なのです。
炊き上がったご飯は、一粒一粒がしっかりと立っていて、つやつやモチモチ、お米の甘みが感じられます。高級炊飯器にも劣らない炊き上がりです!
ただ、保温機能はありませんので、いつまでも置いておくとどんどん冷めてしまいます。
ここが2つめの弱点かもしれません。ご飯の味を保つためには、早めの冷凍保存をおススメします。
使用後のお手入れは大変?
最初は、土鍋の内側が簡単にきれいになるのか不安がありましたが、その不安はすぐに解消されました。
少し水に浸けておけばもちろん簡単に洗えますし、米粒が取れずにたわしや粗いスポンジでゴシゴシ擦っても、内側の塗りが剥がれたことはありません。
使用後、普通に洗う以外は特にお手入れはしていませんが、こびりつきには重層、カビにはお酢、匂いには茶殻を使うと良いそうです。水八分目に、それぞれを加えて10分ほど煮立てると改善されるそうですよ。
人気の炊飯用土鍋をリサーチ!
ネットで見つけた、気になる炊飯用土鍋をいくつかご紹介したいと思います。
萬古焼大黒ご飯鍋
私が愛用している大黒ご飯鍋ですが、サイズがこんなにあったんですね。お値段的にも、初めての炊飯用土鍋にするにはお手頃かと思います。
実は、炊飯用土鍋を使っていて、日頃から気になっていたことがあります。
「もし、割れたらどうしよう?」
そんな不安を解消すべく、こんなページを見つけました。
なんと、蓋を別売りしているんです!なるほど、これなら本体ごと買い替えなくても使い続けられますね。
ここで、萬古焼大黒ご飯鍋の口コミをご紹介します。
以前は二合炊きを使っていたのですが、玄米を炊くようになってもう少し大きめのごはん鍋が欲しくて今回購入しました。吹きこぼれもなくとっても使い勝手がよかったです。
そしてお手入れもしやすい。あまり重すぎずおすすめです。
そうでした!吹きこぼれがないのも魅力です!
長谷園の伊賀焼「かまどさん」
TVや新聞、雑誌などでも紹介され、柴咲コウさんの「マイ土鍋」としても有名になった炊飯用土鍋です。
私の愛用の大黒鍋と比べるとお値段が少し高い気もしますが、個人的に今一番興味がある土鍋です。
伊賀ならではの粗土でできていて、土鍋が木のおひつと同じように呼吸するのでご飯がべたつかないそうです。こちらも、パーツの別売りをしています。
長谷園の伊賀焼「かまどさん」の口コミ(一部抜粋)です。
面倒くさがりだし、全然グルメでないし、小さい子供がいるのにガスで炊くなんて…と使いこなせるか不安でしたが、コレが届いてから一日も電気炊飯器を出してません。だってかまどさんのほうがおいしいし、本当に火加減がいらないからタイマーで火を止めればいいだけなんだもん。。。
小さいお子さんがいても、タイマーを使って美味しいご飯を食べているんですね。
HARIO(ハリオ)の「フタがガラスのご飯釜」
おもしろい土鍋を発見しました!蓋がガラスなので、中が見えるんです。
お米が踊っているところが見られるなんて、楽しそうですね。ちなみに本体は、大黒鍋と同じ萬古焼です。
なんと、音で炊き上がりをお知らせしてくれる機能付きです!ホイッスルがなったら1分後に火を止めるそうです。これは、かなり便利ですね。
HARIOの「フタがガラスのご飯釜」の口コミ(一部抜粋)です。
【重さ】そんなに気にならない重さです。このくらいの重さは必要かと。
【お知らせの笛機能】ヤカンについてる笛と比べるととてもひ弱で笑っちゃいました。でも、別の部屋にいても聴こえます。
【炊きあがり】一度目は火を止めるタイミングを失敗して焦げ付かせてしまったのですが、二度目からはうまく炊けるようになりました。
ご飯は炊飯器で炊くよりもお米が立ってて、甘みがあって本当においしいです。
やっぱり、ホイッスルの音が便利なんですね。
萬古焼の防災土鍋
萬古焼の土鍋を防災に生かそうと、三重県四日市市の萬古陶磁器振興協同組合連合会が発売したオリジナル商品です。
↑↑↑画像をクリックで詳しく見られます。
ふたの表面にはご飯の炊き方と四日市萬古焼のキャラクター「ポッターくん」が描かれています。これなら、絵の通りに作れば美味しいご飯が食べられそうですね。
まとめ
色々な炊飯用土鍋がありますが、お気に入りの1つを見つけてみてはいかがでしょうか。
カセットコンロでご飯を炊くことができますので防災グッズとしても役立ちますし、炊飯以外に、普通のお鍋としての使い道もあるのできっと無駄にはならないはずです!